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日本きもの大学

NPO法人日本きもの大学のその真ん中にあるテーマが、「きもの」です。 「きもの」は「着物」であり「KIMONO」であり、そして着る物です。 このテーマは大変巨大です。けれど、どの角度からでもアプローチできます。 生産者、技術者、見識者、そして未来をつくる世代、その沢山の力と共に 「きもの」から着る物の未来をつくるという壮大な謎に迷い込みますから、 日本きもの大学は、あらゆる可能性を実践する大学でありたいです。

日本きもの大学がめざすもの

バーナード ルドフスキーは著書の中で「日本の衣服は未来の数世紀のあいだ十分それだけでわれわれがやっていけるような生産的な思想の萌芽をもっているのである* 」と言っている。産業革命以後に衣服が簡単に手に入るようになり、着るものは多様に変形し豊かに主張し人に寄り添ってきた。そして今では世界中が衣服の処理に苦慮するしているという。それでもなお、「日本のきもの」は「かたち」を変えることなくここに在ることに着目したい。日本人が、何百年もの間『きもの』を維持してきたのにはきっと理由があるだろう。私たちはバーナード氏の視点、「日本のきもの」は世界で最もサスティナブル(持続可能)な衣服なのではなか?」という結論を導きだしたいと思った。なぜ「きもの」は「きもの」のまま生き残ってこれたのか、ここから先も最も持続可能な衣服と成り得るのかを探求してみたい。SDGs、ダイバーシティ、ユニバーサル、と世界が自分たちの過去に問いかけ、日々未来を積み重ねている今だからこそ、私たちも「きもの」から、先人の技、知恵、精神に問いかけみつめなおし、未来につなげる術を見出していこうと思う。
*バーナード ルドフスキー著『みっともない人体』鹿島出版会 P.245 より抜粋

団体名 
Name of the Organization
特定非営利活動法人 日本きもの大学
Nonprofit Organization Japan Kimono Master College
設立日 
Establishment date
2023年5月15日
May 15, 2023
所在地 
Address of the Organization
東京都立川市柴崎町三丁目6番17号 504
3-6-17-504 Shibasaki-cho, Tachikawa-city Tokyo
連絡先 
Contact
info@japankimono-college.net
042-529-7025  
理事長 
Board Chairman
青木 和子
Kazuko Aoki
代表理事 
Representative Director
佐藤 美奈子
Minako Sato
理事 
Board Members
下田 尚志 
Hisashi Shimoda
幹事 
Secretary
山下 牧子
Makiko Yamashita
活動報告書 
Report
2025年度以降掲載いたします。
青木和子

理事長(学長)Board Chairman
青木 和子 Kazuko Aoki

【略歴】

  • 東京家政大学 服飾美術学科卒業
  • 青山学院大学 文化創造マネジメント専攻修士課程修了
  • 山野美容芸術短期大学 名誉教授
  • 現在は、山野流着装 宗伝、(及び(株)山野流着装教室 代表取締役)

6歳で日本舞踊を習い始め着物を着るようになり、10歳を過ぎた頃に母が自宅で着付け教室を開きましたので、着物は常に生活の中にありました。 そして、自分も着付けを教えるようになり、もう50年たとうとしています。 その間、綺麗に着るために、「こう着なければならない」をずっと繰り返してきましたが、 実は、このことだけが自分のライフワークではないような気がしていました。 きものは着るのが大変、着ていて苦しいという理由から、きもの離れが起こったとも云われています。定型化を強いた自分にも責任があるのではないかと思うようになり、同時に着物に関する様々な学びの中で気づいたことは、日本人全員が毎日着ていた時代を知り、それを実践する研究が必要ではないか、そこにきものの未来があるのではないか、そう考えるようになりました。 設立趣旨に述べたバーナード氏の言葉のように、日本の衣服が未来の数世紀のあいだ十分それだけでやっていけるような生産的な思想の萌芽もっているのだとしたら、日本人が何百年もの間、きものを生活の中に維持してきた理由からそれを解き明かせるはず、そう思うようになったのです。 そのためには、形、機能性、歴史、芸術、素材、、、探求するには学際的なあまりに多くの研究や実践が必要であり、そしてそれは間違いなく『サスティナブルへの取り組み』につながります。 今こそ、きものから『人の着(る)物』の未来を導き出すことができるのではないか、それには、多くの英知を集めるような人と場所が必要である、そう強く思ったのです。

佐藤美奈子

【略歴】

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「きもの」にはたくさんの可能性があります。平面の布はその用途に多く生活の利便性が見つかっています。縫い合わせて立体に変化する時、衣服として生活的機能を満たすだけでなく、それ自体に美しい描写があり、人がまとうと風情が生まれ、その方の成りに芯が立つような芸術性も感じます。人が自分の力だけで生まれて生きていくことができないように、きものもまた自然や地域、人の暮らしに育まれ、この現代まで生かされてきたと思います。
こんなにも長く歴史を経ても変わらない「きもの」は私たちに何を伝え続けているのでしょうか。私はこうしたキモノロジーに心が動きます。
私自身は長く実践者としてきものに関わってきましたが、きものを多方面から見つめているうちに、その背景と未来について深く考えるようになりました。
そうした中で一冊の本に出会い、着物は過去から未来に進んでいるのか?それとも未来から今を見つめているのか? と新たな疑問をもつようになりました。
年齢も性別も体型も問わない誰にでも優しいきものを、みなさまと一緒にひとつひとつ紐解いていくことを楽しみにしています。
きものを見つめることで、私たちの暮らしや生き方もより豊になるかも~。

下田尚志

某外資系生命保険会社所属
ファイナンシャルプランナー・相続診断士

「きもの」が人類の未来に… また、「きもの」と関わる人々も未来に貢献できる可能性を持っています。日頃から人々の未来を支えるファイナンシャルプランナーとして従事し、今も現役で年間150世帯のライフプランニングを行っている知識と技術と経験を、この法人を介して「きもの」に携わる人々の未来に貢献できるよう尽力します。

下田尚志

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 名義:特定非営利活動法人 日本きもの大学 理事 青木 和子 

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